ビットコインが上限まで発行されたらどうなるの?システム崩壊?

皆さんこんにちは。

ビットコインには発行枚数上限が定められています。

その上限は約2100万枚です。

そしてビットコインだけでなく他の仮想通貨も上限があるものが多いです。

上限があるということはいつかは発行が終わるという事です。

ビットコインの場合2141年ごろに上限に達する計算です。

ここでマイニングについて知っている人は

『上限に達したらどうなるんだろう?』

と思う方もいるかもしれません

ここでは発行上限に達した場合仮想通貨はどうなるか考えてみます。

マイニングとは何か

まずマイニングについて説明します。

マイニングはブロックチェーン上の取引の正当性を保証する行為です。

ブロックチェーンは取引履歴のデータの鎖です。

ビットコインの場合10分に1個のブロックが追記されます。

この時取引内容の正当性を証明しなければなりません。

その証明には膨大な計算が必要です。

最初に正解を見つけブロック追記に成功した人に報酬が支払われます。

ビットコインの場合はこのようにマイニングされます。

ビットコインはPOW(Proof Of Word)というマイニング方式を採用しています。

実際はマイニングには膨大な計算が必要とは限りません。

計算不要のPOSPOIなどのマイニング方式もあります。

とりあえずマイニングは方式の違いはあっても

ブロック追記に成功した人に報酬を払う行為

という点はすべてに共通しています。

半減期について

マイニングには半減期というものがあります。

これはマイニング報酬が半分になるまでの期間のことです。

あるブロック数に達すると報酬が半分になっていきます。

ビットコインの場合半減期は次のように定められています。

ブロック高 報酬
1~210000 50BTC
210001~420000 25BTC
420001~630000 12.5BTC
…..
6720001~6930000 1satoshi

21万ブロックごとに報酬が半減していきます。

現在(2018年2月)のブロック高は50万ほどなので報酬は12.5BTCです。

現在のブロック高は次のエクスプローラで確認できます。

https://blockchain.info/ja

そして2141年に6930000ブロックに達すると採掘は終了です。

発行上限に達したらどうなるか

半減期によりマイニング報酬は減っていきます。

そして2141年以降は報酬は0です。

そうなると次のように思う方もいるかもしれません。

報酬0になったらマイナーがいなくなるの?
マイナーがいなくなったら誰が取引の正当性を保証するの?
マイナー消滅でシステム崩壊?

仮想通貨の信用の土台はブロックチェーンです。

マイナーがいなくなればそのシステムは崩壊してしまうでしょう。

しかしそうはならないと私は思います。

それは報酬はなくなっても手数料はなくならないからです。

ビットコインの送金は手数料が必要です。

この手数料には2つの役割があります。

1つめは手数料を多く払うことで自分の支払いを優先させる役割です。

現在は0.002BTCが標準的な手数料です。

そしてもう1つはマイニングシステムを維持する役割です。

もしマイニングで報酬しかなければいずれ誰も採掘しなくなります。

それを防ぐためにマイナーに手数料を払っているのです。

手数料は新規に発行されるわけではなく流通しているBTCから徴収されます。

そのためBTCを使い続ける人がいる限り手数料もなくなりません。

なので発行上限に達してもマイナーがいなくなることは無いと思います。

マイナーはいなくならないけど…

マイナーはいなくならないのでシステムは維持されます。

ただそれで解決かというとそうでもありません。

まず報酬がなくなるので確実にマイナーは減ります。

手数料なんかより報酬の方がマイナーには旨みがあるからです。

すると未確認のトランザクションが増えてくると想像できます。

それを解消するために手数料を引き上げ続ける…

というようなことが起きるのではないかと思います。

実際は2141年にならないと分かりません。

しかし手数料の増加はもう既に起こり始めています。

ビットコインの現在の手数料は約0.002BTC程です。

日本円にすると約2000円ほどです。

もし送金詰まりが深刻になればさらに手数料は上がっていきます。

手数料問題は仮想通貨にとって深刻です。

手数料問題を解決するには

発行上限に達してもシステムは崩壊しません。

代わりに手数料が際限なく大きくなっていくと予測できます。

そして手数料が上がると多くの問題が出てきます。

  • 少額決済ができない
  • 送金詰まり
  • 利用者の負担増

手数料問題はこれから解決しなくてはならない課題です。

これを解決すると言われているのがLightning Network(LN)です。

これは取引処理をブロックチェーン外(オフチェーン)で実行する技術です。

オフチェーンで取引を実行すると手数料はかかりません。

そして最初と最後の取引だけブロックチェーンににリンクさせれば手数料が低くなります。

具体的に例えば次のような処理が行われます。

例えば、BobがAliceにある仕事を依頼し、24時間を期限として、1作業あたり0.1BTCを支払う約束をしたとする。

① Bobは1BTCをマルチシグアドレスにデポジットする債権取引を作成(このアドレスから送金するにはAliceとBobの署名を必要とする)。なおBobは債権取引をまだブロックチェーンにブロードキャストしない。

② Aliceが取引の途中でいなくなるなど、デポジットした1BTCを取り出せなくなるケースを想定し、Bobは24時間経過後に全額(送金手数料をのぞく)を返金する返金取引を作成してAliceに署名させる(nLockTime)。なお、Bobは返金取引をいつブロードキャストしても良い。
(Aliceは返金取引のコピーを保持)

③ AliceはBobから債権取引を受取り、署名してブロードキャストし、1BTCのデポジットを確定。これにより2者間のペイメントチャネルを開く。

④ Aliceは作業を終えるたびに、0.1BTCを減らして返金するように、返金取引を更新してBobに署名させる。

⑤ Aliceの作業が全て終了した後、Aliceは最後に更新した返金取引をビットコインネットワークにブロードキャストしてチャネルを閉じる(取引を確定)。これまでにAliceが7回作業したのであれば、0.7BTCがAliceに支払われ、0.3BTCはBobに返金される。

ビットコイン 次の革新 “ライトニングネットワーク”から引用

LNが実現すれば小額送金・少額決済が実現し手数料問題も解決します。

まだLN自体にも課題はあるようですが期待したい技術です。

発行上限に達してもシステム崩壊しない

こういう訳で発行上限に達してもシステムが崩壊することはありません。

報酬がなくなっても手数料でマイニングが維持されるように設計されています。

ただそれで手数料問題も発生しますがLNなどの新技術で解決していくと思います。

ブロックチェーンはまだまだ発展途上です。

これから続々と革新的な技術が出てくるでしょう。

その発展途上をリアルタイムで見れるのは凄いことかもしれません。

では、また。

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