ビットコインキャッシュが真のビットコインになれない理由

皆さんこんにちは。

つい最近ビットコインキャッシュ(BCH)が30万円まで高騰しました。

その値上がりは従来のビットコイン(BTC)への不信感からです。

そしてBCHがBTCになるという人までいます。

しかし今のところそのようなことは起こりそうにありません。

BCHがBTCの代わりになれない理由をここでは説明します。

BCHとBTCの違い

この両者はそもそもどのように違うのでしょうか。

両者の特徴を表にまとめると次のようになります。

ビットコイン
略称 BTC
総発行枚数 2100万枚
ブロックサイズ 1MB
ブロック生成時間 10分
時価総額 約12.4兆円

ビットコインキャッシュ
略称 BCH
総発行枚数 2100万枚
ブロックサイズ 8MB
ブロック生成時間 10分
時価総額 約2.3兆円

BCHは2017年8月1日にBTCからハードフォークしたものです。

表のとおり、ブロックサイズがBTCの8倍です。

ブロックサイズを大きくしたのには理由があります。

それはBTCの抱えるスケーラビリティ問題のせいです。

以下BTCのスケーラビリティ問題の引用。

ビットコインのスケーラビリティ問題とは、ビットコインにおけるブロックチェーンのブロックサイズが1メガバイト(MB)に制限されている結果起きている問題である[1] 。1MBよりも大きいブロックは無効なものとして自動的にネットワークから排除される[2]。ビットコインブロックは、最後のブロックが作成されてからビットコインネットワーク上で取引を処理する[3]:ch. 2 これにより、1秒間に3~4取引(理論上は最大7取引)を処理できるようになっている[4]。

ビットコインのスケーラビリティ問題 – Wikipedia

この説明の通り、ブロックサイズが足りないために起こる問題です。

ビットコインを送金する場合、取引を承認する作業(マイニング)が必要になります。

しかし1ブロックに入れることのできる取引は有限です。

ブロックに入りきらなかった取引は次のブロックに移されます。

その結果『詰まり』が発生してしまいます。

詰まりが発生した場合、ビットコインの送金にものすごく時間がかかります。

これが今ビットコインで問題になっていることです。

BTCの未確認の取引については以下のサイトで確認できます。

https://blockchain.info/ja/unconfirmed-transactions

今現在では約10万件の未確認取引があるようです。

このような決済速度の遅い仮想通貨は使い物になりません。

その決済速度の解決のために生まれたのがビットコインキャッシュ(BCH)です。

BCHでは物理的にブロックサイズを8MBにまで拡張しています。

ハードフォークした当初はそれほど注目もされませんでした。

しかしBTCの未承認取引の問題が深刻になるにつれ注目を集め始めました。

そして徐々に価格を上げ、11月には30万円の最高値を更新します。

次の画像はその時のチャートです。(8時間足)

なぜここまで上がったかというとBCHへの異常な期待感からです。

そして中にはBCHが真のBTCになるという人までいます。

しかし、今のところそれはないように思います。

次にその理由を紹介します。

BCHがBTCになれないわけ

ここまでだと圧倒的にBCHに有利だと感じます。

しかしやはりBTCにはなれないと私は考えています。

その理由は次の2つです。

BTCへのRSKの実装

RSKとはRootstockの略称です。

RootstockとはBTCブロックチェーンのサイドチェーンを表します。

サイドチェーンはメインのブロックチェーンとは独立しています。

なので互換性を保ったまま、ブロックチェーンの拡張ができるというものです。

RSKを実装するとコスト面や速度面でかなりの改善が期待できます。

従来とRSK実装で比べると次のようになります。

従来 RSK実装後
トランザクション 7/秒 300/秒
手数料 5~10円 1円以下
送金速度 10分 10~20秒

見てわかるようにかなり強力なアップデートです。

またRSK実装によりスマートコントラクトも利用可能になります。

スマートコントラクトはブロックチェーン上に契約を記録できる仕組みです。

詳しくは次の方の記事をご覧ください。

参考記事 : 【5分で速攻理解する】そもそも「スマートコントラクト」って何?

これが永久的なスケーラビリティ問題の解決になるかは分かりません。

しかし中長期的には間違いなく解決策になると思います。

なのでRSKが実装されればBCHは無用になるかもしれません。

12月のBTCのハードフォーク

BTCは10月にも分裂してビットコインゴールド(BTG)が誕生したばかりです。

しかし12月にはさらにハードフォークによる分裂が予定されています。

ハードフォークによって誕生するのはビットコインシルバー(BTS)です。

ソース : bitcointalk

仕様がどうなっているかというと実はほとんどBTCと変わりません。

ブロックサイズも拡張されることは無く1MBのままです。

このBTSは12月までにBTCを保有している人に配布されるそうです。

となるとBTS配布目当てでBTCを買う・ホールドする人間が増えるかもしれません。

実際今もBTCの価格は上がり続けています。

そうなるとBTCに資金が入り、BCHは値下げし続けるかもしれません。

まとめ

やはりビットコインは元祖だけあって強いです。

ただ今までは知名度の割に機能が伴っていませんでした。

しかし今回のRSK実装で機能が上がれば需要がさらに高まるかもしれません。

そのためビットコインキャッシュはビットコインにはなれないと考えています。

ただ最近のビットコインを取り巻く状況は複雑です。

場合によってはビットコインキャッシュにも分があります。

なのでビットコイン投資には慎重になってください。

思わぬ損をしないように情報を常にチェックすることをおススメします。

では、また。

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