ビットコインの匿名性は高くない 個人の特定は可能

皆さんこんにちは。

今日はビットコインの匿名性に関するお話です。

ビットコインは一般的には匿名性が高いと言われています。

しかし実際はそうともいえません。

ここではそのことについて詳しく解説します。

匿名性の意味

匿名性とは次のような定義です。

匿名(とくめい)とは、何らかの行動をとった人物が誰であるのかがわからない状態を指す。自分の実名・正体を明かさないことを目的とする。

ビットコインに当てはめるならば何らかの行動はビットコインを使った取引を表します。

誰が取引したかが分からないというのがビットコインの匿名性です。

ビットコインの匿名性

ビットコインは取引履歴をブロックチェーンという公開記簿に記録します。

その取引内容(トランザクション)は世界中の誰もが見れます。

ブロックチェーンには以下の内容が記録されます。

  • ビットコインアドレス
  • 送られたビットコインの量

実際に取引内容を見るにはblockchain.infoから閲覧できます。

次の画像のようにビットコインアドレスと取引量が確認できます。

18DnQ66zXgonjWkHRb8HtPPWX5hHkNQtmH』などのような文字列がビットコインアドレスです。

これが公開されると個人が特定される心配はないのかと思う方もいるかもしれません。

しかしその心配は必要ありません。

なぜならこれは公開鍵暗号の公開キーだからです。

ここで公開鍵暗号について簡単に説明します。

まず暗号について知っておくべき基本的な用語があります。

それは『復号』と『』という用語です。

暗号化された文を元の文に戻すことを『復号』といいます。

そしてずらす文字数などのように復号のための情報をを『』と言います。

暗号の作り方には様々な方法があります。

代表的なものには文字をずらして暗号化するシーザー暗号があります。

しかしシーザー暗号ではずらす文字数(鍵)が分かればすぐに復号されてしまいます。

暗号の最大の問題点は鍵が分かれば簡単に復号されてしまうところです。

その問題を解決したのが公開鍵暗号です。

この暗号では鍵を2つ用います。

1つめは復号に使う鍵(秘密鍵)、2つめは暗号化に使う鍵(公開鍵)です。

今ではインターネットのSSL/TLS通信などに使われています。

ビットコインアドレスとはこの暗号の公開鍵のことです。

公開鍵だけでは何の意味もありませんし、ましてや個人の特定もできません。

だからそういう意味では匿名性が高いと言えます。

しかし一方で取引履歴は一般に公開されていて過去の取引履歴も確認できるのでそれだけでは個人は特定できないものの、透明性の高いシステムであるという事もできます。

個人が特定される恐れがある

ビットコインには個人を表すデータは存在しません。

ビットコインアドレスも個人を特定するようなデータではありません。

しかし個人が特定されるリスクは0ではありません。

過去の取引履歴、利用しているウォレット・取引所、IPアドレス…

そのような情報から個人や組織を特定される可能性があります。

ビットコインが電子情報である以上、それは避けられないのかもしれません。

しかし匿名性を高める技術や匿名性の高い仮想通貨の開発は進んでいます。

匿名性を高める技術

ミキシング

ミキシングとは持っているビットコインをどこから手に入れて、どこで使ったかを追跡されないようにする技術です。

例えばビットコインを持っているAさん、Bさん、Cさんがいるとします。

このときこの3人を持っているビットコインを1つのトランザクションにまとめしす。

そしてそれを3人に再分配します。

こうすることでビットコイン履歴を追跡することは不可能になります。

ビットコインのミキシングを行うサービスをビットコインミキサーと言います。

代表的なサービスにはhttps://bitmixer.io/などがあります。

プライバシーを守りたいならこのようなサービスを使うのが良いと思います。

Confidential Transaction

これはBlockstreamという企業が開発している技術です。

ミキシングではビットコインアドレスを匿名化することができますが、入出金額は匿名化できません。

それを解決するのがConfidential Transactionです。

ボロミアン・リング署名というMoneroで使用されているリング署名を改善した改善したアルゴリズムを使用しています。

これを使うと取引関係者しかビットコイン量を知ることはできなくなります。

画期的な技術ですが、難点があります。

それはパフォーマンスの問題です。

通常の取引に比べて20倍の時間がかかってしまいます。

まとめ

ビットコインの取引は誰でも見ることが可能です。

しかし取引のビットコインアドレスと取引量だけでは個人は特定されません。

しかし、これに加えて取引所やIPアドレスなどを調べれば個人が特定されてしまうかもしれません。

ビットコインは匿名性が高いと思われがちですが、実際は低いです。

もしプライバシーを守りたいならビットコインミキサーなどを利用するのをおススメします。

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