仮想通貨がまだ通貨として使い物にならない2つの理由

皆さんこんにちは。

最近は仮想通貨関連でニュースが多いですね。

ビットコインの分裂騒動があったり、史上最高値の40万円を記録したりなど慌ただしいです。

また、イーサリアムが34億円分盗まれるという事件もありました。

とにかく仮想通貨は話題に事欠きません。

そんな仮想通貨ですが、筆者は現時点ではとても使い物になる通貨とは思っていません。

ここでは仮想通貨がなぜ使い物にならないのかという私見を紹介したいと思います。

理由1.ボラティリティが高い

最初の理由はボラティリティが高すぎるという点です。

ボラティリティとは日本語に訳すと資産価格の変動の激しさを表すパラメーターのことです。

略してボラと呼ばれ、『ボラが高い/低い』などと言われます。

このボラティリティが高いとなぜ通貨として駄目なのかというと理由は明快で、通貨としての価値が不安定になってしまうからです。

例えば皆さん日本円で考えてみてください。

今日1000円で買えるものが明日は2000円になるようなものです。

そして明日には2000円のものが500円になっています。

このような激しい価格変動をしているのが今の仮想通貨です。

大暴落や高騰は日常茶飯事で起こっています。

以下の画像はビットコインの2017年6月15日から現在(2017年8月13日)までの60日分のチャートです。

これを見ると物凄い勢いで価格が乱高下しているのが分かります。

例えば7月14日から7月17日の4日間の間に価格が5万円以上も下落しています。

一方、8月11日から8月13日の間は逆にわずか3日間で5万円以上も値上がりしています。

これはビットコインだけではなく他のアルトコインも同じです。

銀のコインと呼ばれるライトコインも数日の間に2倍近く高騰したこともありました。

これは投資や投機の対象としては非常に魅力的です。

しかし投資対象として魅力的であればあるほど通貨としての価値は落ちてしまいます。

自分の持っている通貨が明日にはどうなっているか分からないような通貨を使いたいという人は少ないと思います。

これが私が仮想通貨の普及の妨げになっていると思う要因の1つめです。

理由2.ハードフォーク

次に仮想通貨の普及の妨げになると思われる原因はハードフォークです。

ハードフォークとは仮想通貨の仕様を変更するときに旧ルールを無視し、新ルールを新しく適用することで旧ルールと互換性がなくなることです。

例えば今問題になっているビットコインの分裂騒動ではスケーラビリティ問題が原因になっています。

分からない人のためにスケーラビリティ問題について簡単に説明します。

皆さんご存知のようにビットコインはブロックチェーンという分散台帳システムを使っています。

そのブロックチェーンは10分ごとに1つのブロックを生成するのですが、取引量の増加に伴って取引量がブロックの限界容量に達してきました。

このままだとビットコインが機能しなくなるという問題がスケーラビリティ問題です。

この問題を解決するには2種類方法があります。

  • 物理的にブロックサイズを増やす
  • segwit

2番目のsegwitとはブロックをデータ圧縮することで疑似的にブロックサイズを大きくすることです。

そして実際にハードフォークが実施されるのは物理的にブロックサイズを増やすような場合です。

この場合は物理的にブロックを増やすと新旧でブロックサイズに差が出るので互換性がなくなります。

なので結果的に分裂するというわけです。

また、ハードフォークは必ずしもプログラム的な問題を解決するためだけに行われるわけではありません。

開発者やマイナー同士の利害関係や主張の対立などによってもハードフォークは行われます。

その例が2017年8月1日にビットコインから分裂して誕生したビットコインキャッシュです。

これはビットコインの開発者全員が同意して分裂したわけではありません。

中国の一部のマイナー(採掘者)が今回の分裂騒動を主導しました。

その経緯はこうです。

長らくビットコインはスケーラビリティ問題を解決するための対策について開発者同士で話し合いがされてきました。

しかし意見はなかなかまとまりません。

意見対立していたのはボランティアで開発に携わっていたコア開発者とウ・ジハン(Wu Jihan)氏を中心とする中国のマイナー勢です。

ぎりぎりまで話し合いをしたのですが、結局意見はまとまらずウ・ジハン氏は8月1日の21:20にビットコインからハードフォークしてビットコインキャッシュが誕生しました。

今回の騒動でハードフォークは開発者やマイナーの意向によって左右されてしまうという事が分かってしまいました。

仮想通貨は中央集権(政府や金融機関)を持たないはずですが、一部の開発者などによって通貨が分裂するのはどうかと思います。

もし今回のような事が頻繁に起きたら通貨としてはもはや使いものにならなりません。

もし日本円が日常的に旧日本円と新日本円に分かれるようなことがあれば日本円を使うでしょうか?

そのような通貨を使いたがる人は少ないと思います。

まとめ

そのような理由からまだ仮想通貨は通貨としては使い物にはならないと考えています。

しかし、ボラティリティの高さはこれから普及するにつれて収まってくるでしょうし、ハードフォークもこれから解決する方向に向かうと思います。

決して仮想通貨が通貨として使い物にならないとは否定できません。

これからも仮想通貨を見守っていきたいです。では、また。

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